構造計算 基礎の基礎

建築物の荷重を地盤に伝達するのが基礎です。

 

基礎の支持力は地盤の状態によって左右されます。

 

 

支持力とは地盤が支えることができる荷重の大きさこと。

 

支持力の最大値を特に極限支持力と言います。

 

構造計算では、この極限支持力を安全率で低減し、

 

小さく設定します。

 

 

基礎の種類

 

基礎の種類は大きく4つあります。

 

独立基礎

 

 

小規模建築物、自立看板などに採用される基礎で、

 

柱の直下に設けられます。

 

比較的固い地盤で採用されます。

 

自立看板などで使う場合、基礎の浮き上がりや転倒も

 

考慮する必要がります。

 

 

 

 

布基礎

 

アルファベットのTの字を逆さにした断面形状の

 

連続した基礎を布基礎と言います。

 

 

布基礎は外壁や間仕切り、フェンスなどに使われる基礎です。

 

ベタ基礎よりは布基礎のほうが、大きい地耐力が必要です。

 

 

 

べた基礎

 

建築物底面全体に設ける基礎です。

 

 

底面積が大きくなるの地盤への荷重を拡散されます。

 

ですので、沈下防止の効果を期待し、

 

軟弱な地盤に採用されきます。

 

 

 

杭基礎

 

浅い地盤では構造物を支えきれない時に

 

構造物を支えられる地盤がある深いところまで

 

差し込時に採用される方法です。

 

 

材質によってコンクリート杭鋼杭があります。

 

 

 

杭の荷重の支え方による分類

 

また荷重の支え方によって支持杭摩擦杭があります。

 

支持杭は杭の先端をかたい地盤(支持層)にまで到達させ

 

杭の先端に上向きに働く先端支持力によって、

 

構造物を支えます。

 

 

摩擦杭は、先端は支持層まで到達させず、

 

杭と周辺地盤との摩擦抵抗によって、構造物を支えます。

 

 

 

 

 

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