大型車両における床版の検討は前輪と後輪に対する
分配を考慮し、集中荷重として考えます。
ユニック車のようにアウトリガーを使用する場合においても
支点に集中荷重がかかるものとして設計を行います。
ただし、通行頻度等が少ない場合には、短期荷重として取り扱ってよい事に
なっています。
トラック、消防自動車等の大型車両による床版設計用荷重は、
積荷等載荷状態にある車両の総重量を、
車体の投影面積で除した平均荷重に、
車の移動時の衝撃による割増し(衝撃係数 1.25)を
考慮した値を用います。
なお、床版設計用荷重を特に調査しない場合には、
下記表の値を採用してもよい事になっています。
種類 | 床版設計用荷重
(N/u) |
全長×全幅 | 重量 |
---|---|---|---|
バス
(乗車員数30人以上) |
7,000 | (9m〜12m)×2.5m | 9.5〜16t |
トラック
(最大積載 7t 以下) |
7500 | 長さ(4.5m〜8.4m)
幅(1.7m〜2.5m) |
2.5t〜9.7t |
トラック
(最大積載 7t 超) |
10500 | 長さ(8.5m〜12m)
幅(2.3m〜2.5m) |
12〜25t |
はしご付き消防自動車 | 9500 | 9.5m×2.5m | 17.2t |
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