構造 計算 ルート 3

構造 計算 ルート 3は、高さ31mより高く60m以下の

 

建築物に適用する方法です。

 

 

構造 計算 ルート 3の考え方

 

ルート 3の考え方は、各部材の塑性変形能力を確保し、

 

地震エネルギーの吸収能力を建築物に持たせる事で、

 

大地震の時の安全性を確保するという考え方です。

 

 

塑性変形能力とは?

 

塑性変形能力とは、じわぁーっと粘って壊れるようにする性能を

 

確保するという事です。

 

針金を手で切るときに何回も曲げる事で切れるように、

 

切れる(壊れる)までに時間がかかり多くのエネルギーを吸収し

 

壊れる事をいいます。

 

 

 

構造計算ルート3は建物の保有水平耐力の確認

 

構造計算ルート3は建物の保有水平耐力の確認になります。

 

具体的には「建物の保有水平耐力」を「必要保有水平耐力」より

 

大きくするということです。

 

式で書くと…

 

建物の保有水平耐力 必要保有水平耐力

 

 

となります。

 

 

保有耐力計算が必要で、建物が崩壊するときのモデルを想定し、

 

その崩壊するときに作用しているであろう水平力(地震力)が、

 

建築基準法で定められた必要保有水平耐力を上回っているかを

 

確認します。

 

 

建物の保有水平耐力

 

建物の保有水平耐力は各階の水平力に対して崩壊する限界の耐力で

 

材料強度で計算します。

 

 

 

必要保有水平耐力

 

必要保有水平耐力(Qun)は地震力によって各階に生じる水平力に、

 

構造特性係数、形状特性係数を乗じて計算します。

 

Qun=Fes×DS×Qud

 

Fes:形状係数
Ds:構造特性係数
Qud:Co≧1.0としたときの層せん断力

 

 

形状係数(Fes)とは

 

建物の平面的バランスの悪さ「偏心率」や立面的バランスの悪さ「剛性率」を

 

考慮しするための係数です。

 

ですから1以上になり必要保有水平耐力の値を押し上げる係数となります。

 

 

構造特性係数(Ds)とは

 

構造特性係数 Ds は建物の変形能力を数値で表したものです。

 

変形能力が高いほど小さくなります。

 

鉄筋コンクリート構造のDsは0.3〜0.55,鉄骨造のDsは

 

0.25〜0.5までの数値となります。

 

 

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